★Yukihide Benny's World.★

Chiayi 嘉義の街からTRA自強号で約40分

古都台南に移動。
ここは台湾で最初の首府だったとの事で古い建物が多く残っている。
上の写真は国立台湾文学館。

台南駅は残念ながら改装中、
駅の中は昔の上野駅のようでいい感じでレトロ。

ホテルにチェックインしてまず向かったのは神農街

台湾ドラマ『一千回のおやすみを』のロケ地で
古い建物をリノベーションして雑貨屋とかカフェで営業しており観光客の集まるおしゃれスポットになっている。

細い路地を探索すると殆どが観光向けの可愛い小物、カバン、帽子、スイーツの店が
多い。割と女性が喜ぶようなお店の並ぶ通りだった。

紅井はどちらかと言うと昔のままの商店街や市場が好きだ。

神農街では何も買わなかったがここでは地元の人たちに交じってパパイヤを購入、市場近くの食堂でタウナギの入った汁なし麵をいただいた。

鱔魚意麵シャンユーイーメンと言ってタウナギは淡水に住むアナゴの仲間らしい。
味はウナギよりちょっと淡泊に感じた。
調べたら台南の名物らしい、ラッキー

台南は夜の街もなかなか良い。
文学館もそうだったが古い建物がライトアップされている。

この建物は日本統治時代にハヤシ百貨店と言う人気のデパートだったらしい。
今は林百貨としてお洒落な雑貨や食品、土産物屋、カフェなどが営業している。

次の日　
高雄へ移動。
台湾南部の有名なパワースポット・蓮池潭リエンチータンと言う湖に来た。

龍虎塔ロンフーター★ここが一番見たかった！
咲き誇る蓮の花の先に口を開けた龍と虎、背後に七重のツインタワー

龍の口から入り虎の口から出れば
業が清められてご利益があると…

ハイ、紅井ただいま虎の口から出た所～

何か良い事あるかもしれない～Hohoho.
タイガー＆ドラゴンは昔からスカジャンで着てるから縁があるのだ。

建物の中はこんな感じ。

地獄と天上界、伝説などが壁一面に表現されておる。

蓮池潭の畔は見どころ満載！

玄天上帝像は道教の神様、とりあえず巨大デカイ～

ここ春秋閣は関羽を祭っている。派手で良い！
他にも医学の神様や孔子を祭ったお寺さんなど学業、金運、仕事運、健康運、
あらゆる開運の神様が蓮池潭に大集合しているのだ。

次は高雄のMRT地下鉄・美麗島駅へ。

天井がステンドグラスだぁ～

世界で最も美しい地下鉄の駅のランキング上位になったらしい。
駅に降りた人が皆揃って天井を見上げるので人間観察が面白い。
人によってリアクションが様々だ。

TRA台鉄の高雄駅は大勢の観光客を受け入れる為、大きくてモダンで最先端なイメージだが、ちゃんと昔の駅舎も残してあった。

どう見ても日本の屋根瓦である。
この駅も100年以上頑張って来たんだな～と思うと、
ちょっとエモーショナルな気分だ。

高雄のランチはスープビーフンと鴨肉飯。
嘉義市だと七面鳥だったけど高雄はカモの肉の丼が名物だって。
ジューシーで美味かったなぁー

さて、台北駅から西側を南下して来たが
ここから東側に回り込んで北上となる。

TRA高雄駅から台東駅へ移動。

台東駅は大きい駅だけど周りには
コンビニとレンタルバイク屋くらいしかない。

市街地へはバスで行く。
旧台東駅の近くで今夜の宿もそこだ。

旧台東駅は今では鉄道芸術村となって駅と古い車両が保存されている。

ここの素晴らしい所は展示の全てがオープン、
線路に降りても大丈夫だし車両に触っても良い。
懐かしい雰囲気でフリーダムな場所なので気に入った

ホテルの前では夜市が開催されていた。
観光客向けの夜市でほとんどテキ屋だ。

台湾で有名な嗜好品ビンロウ専門店。
初めての渡米で噛み煙草を試したが合わなかったのでまだ試してない。
道路に血を吐いたような跡があり、ビンロウを噛んでいる人の吐いたツバと聞いた。
そんなに赤くなるなら歯茎の出血も区別出来なくなるな。

　次の日
台東駅を出発して約2時間北上、Hualien花蓮に移動。
4月になった。5日まで台湾の祭日で連休。
宿代が倍ぐらいになっている。
長期滞在するにはキツイ。

それにしても電車の窓から見える景色が綺麗だ。
南部の方はバナナ、パイナップル、ビンロウ椰子などの畑が多かったが花蓮に向かう途中は田園風景が広がっていた。

花蓮到着。

街を巡る旅も折り返しを過ぎた。
今夜の宿はビジネスホテル並みの値段で泊まれる民宿にした。

宿に荷物を置いて街を徘徊。
4月は雨期で曇りベース。
だけど直射日光避けられるので散歩には丁度良い。

長い行列が出来ている。
繁盛してる～小籠包とか点心が人気だね。

こちらのお店は店番のおじいちゃんお休み中。
マイボトルを持って行くとお茶入れてくれるお店。
タイル張りが素敵、しかもゴミが出ないからGood！

海に出たらノラ公にかるく吠えられた。

海の向こうはすぐ与那国島。
対馬・韓国間とどっちが近いのかな？

民宿だから期待してなかったけどなかなか良い部屋だった。
バスタブは無いけどシャワールームもトイレも充分な広さ。

花蓮で台湾2度目の牛肉麵、肉操飯とサツマイモの葉の炒め物。
う～ん今回はちょっとスープが薄かったな～
まぁこんな事もある。

宿に戻って商店街で買ったデザートの果物、
スターフルーツとレンブを頂く。美味～い

　　次の日の朝

昨日とは逆方向に散歩。

山が見えて来た。
たなびく雲が素敵だ。

海も山も川もあるって花蓮は良い街だな～。

民宿をチェックアウトする時、
オーナーの老婦人がちょっと時間ある？
良かったらちょっと見て行きませんか？
と言うので隣のオーナー宅に行ってみると…

おぉ～見事なデンドロビウムの滝！
こんなゴージャスなの今まで見た事ない。
良いものを見せていただきました。ハイ～

駅に行くと花蓮のマスコットキャラクターがお出迎え。

「ねぇ、ベニー次はどこいくの？」

次は温泉だよ～ん

つづく

旅のきっかけと言うのはけっこう些細な事から始まるパターンが多い。
今回の旅はNetflixで放映していた『A Thousand Good Night. 一千回のおやすみを』と言う台湾ドラマを観て聖地巡礼ではないけれど台湾一周してみようと思ったのである。

実は台湾は紅井が17歳の時に初めて海外を一人旅した思い出の地なのである。
10日間滞在し朝早く公園に行って太極拳を見学したり屋台の珍しい食べ物を手当たり次第に試した記憶がある。
また学生の頃は完全な功夫馬鹿だったので台北の映画館でアレクサンダー・フーシェンの主演映画を観たり中国武術の武具の店で三節棍や練習用の剣、刀などを沢山買って帰った。

その後、数年経って再び台北に行ったので今回は3度目のなのだが台北以外の街へ行くのは初めてだ。

3月下旬、朝早く桃園国際空港に着くMRTで台北へ。
久しぶりの台北の街はかなり変わっていて驚いた。
KFC、吉野家、コメダ珈琲、などあらゆるチェーン店が軒を連ねている。
そして台北駅地下街は秋葉原のようだ。
電気屋があるのではない、そこはフィギュアの店やコスプレ衣装の店、ガチャポン、クレーンゲームばかり！特にクレーンゲームは流行っているのか地方都市にもあった。

まずはTRA（台湾の国鉄）に乗ってHsinchu 新竹駅へ。
この駅は日本統治時代に日本人建築家がデザインし建てられた。
台湾の人達がこの古い駅舎を大事に100年以上使ってくれていて嬉しかった。

この新竹駅から内湾線と言うローカル線に乗り換える。
因みに観光用に内湾線一日周遊券が新竹駅で購入できる。
当時のレートで約500円と大変お得だ

内湾線で最初に降りたのは竹東駅。
この駅も小さくて可愛らしくレトロな雰囲気があって良い感じだ。

近くの朝市を散歩して牛肉麺を食べて次の駅へ。

Hexing合興駅と言う無人駅。
周りには何も無いが駅の敷地内には車両が土産物屋になっているのが2店舗。
そしてカップルで来ると恋愛が成就すると言われている縁結びの駅なのだ。
至る所にハートマークがあったりする。
一人旅の紅井にはあまり関係ないのですぐ次の電車に乗った。

黄色いローカル線の車内はちょっと面白いデザイン。

そして終点の内湾駅。

以外にモダンな駅だった。
最近のレトロブームで観光客が増えたらしい。

ここは小さな温泉街のような雰囲気だ。
昔の映画館を改装したカフェもある。
入らなかったがけっこう人気があるらしい。

台湾なのに昭和っぽい建物が沢山で散歩が楽しい

街で買った中華ちまきを食べながら
次の電車を待っていると黄色いローカル車輌が入線。

夕方になっていたので新竹駅に戻った。

ホテルにチェックインして街に出る、
そして散歩がてら新竹都城隍廊へ向かう。

お寺さんが中心にあって参拝客の為に安くて旨い飲食店が集まっている。
新竹名物のビーフンと肉団子スープを食した。
そしてデザートは豆腐のスイーツ、豆花トウファ。

甘さ控えめジンジャーシャーベットが乗ってタピオカ、煮豆、ピーナッツ、里芋？みたいな具がいっぱい入っていて食べ応えアリ！
美味かった～

外はすっかり暗くなっていた。

新竹の街にそびえ立つ古い城門。
1826年に建てられたらしい、カッコいいなぁ～

新竹駅もライトアップされて
昼間見るのとまた違って素敵だ。

次の日の朝、台湾新幹線には乗らず、TRA台鉄の自強号（特急）で南下。

台中を通り過ぎ降り立ったのはChiayi 嘉義駅。

天井が高くて良い感じ。
ここも新竹駅と同じく日本統治時代の駅。
早起きして来ていれば阿里山森林鉄道が見れたのに残念。
ちょっと寝坊してしまった

また来よう。

嘉義駅の外観は下半分が改装工事中だった。
丸みのある窓とか色味とかデザインが
素敵なので改装後が楽しみだなぁ。

ここ嘉義市立美術館も日本統治時代のもの。
モダニズム建築でとってもチャーミング。

台湾映画『KANO～1931海の向こうの甲子園～』のヒットを記念して建てられた銅像。
実在した嘉義農林学校野球部が1931年の甲子園に台湾代表として出場し活躍する物語。
弱小野球部を立て直す顧問の日本人教師役を永瀬正敏氏が演じている。
噂には聞いていたけど未見なのでリバイバル上映があったら是非鑑賞したい。
台湾映画『セディク・バレ』は観たけど日本人として申し訳なく思ってしまう映画だった。